土で描く

乾いた大地の一滴の水がやがて大河となり、命をもたらす。

我々の足跡が未来の形となる。我々はどんな痕跡を残すのか。。

過去と未来を結ぶ〝弦〟を描きたいと思う
シンプルで途方もない時間の繰り返しの一瞬を描きたいと思っていた
“土で描く”という行動を起こした時 土を採取する旅先で 多くの出会いに恵まれた
出会いから生まれる土は 粉に仕上げると優しい色に変化し
和紙にのせると手強い粒に変わる
そして 土と和紙と筆が一体となった時
土は “描かせていただく” という不思議な感覚を私に教えてくれた

I imaged soil as a sediment of every life and time. For me, arts using soil is a string that connect the past and the future. I want to draw a moment of repetition of simple and tremendous time.

採取した土を顔料に制作
100の大地 日本の風土
採取した原土
土を湯煎
顔料となった土
「1本の時景」
土・キラ・美濃紙(地場産楮)
表具/稲崎昌仁
「仙厓に聴く」
土・キラ・美濃紙(地場産楮)
表具/稲崎昌仁
「産土」インスタレーション コンセプト21/ 2018
小田原静閑亭「IMANOMA」2019

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